水道用石綿セメント管について

  ■使用状況及び現状  
  山武郡市広域水道企業団では、創設事業(昭和50年度〜54年度)で行った配水管布設工事の一部路線
 において水道用石綿セメント管の布設を行いました。
  しかしながらその後、強度の問題から全国的に布設替えが進められ需要がなくなったことから昭和60年
 度にはメーカでの製造も中止されています。
  山武郡市広域水道企業団でも、上記の理由からの石綿セメント管の布設替え工事を平成15年度から行い、
 令和4年度に計画した全ての石綿セメント管の更新を完了しました。
 ■石綿セメント管を通過した水道水の健康影響について
  平成4年度の水質基準改正時にアスベストの毒性の評価が行われましたが、呼吸器からの吸入に比べ経口
 摂取に伴う毒性は、極めて小さく、また、水道水中のアスベストの残存量は問題となるレベルにないことか
 ら水質基準として設定されておりません。
 参考 
 ・平成17年7月13日付 厚生労働省健康局水道課 事務連絡