水道管に使用されている石綿セメント管について

 ■石綿セメント管について  
 最近、アスベストによる健康被害が報道で取り上げられています。アスベストは建築材料ばかりでなく、安価なため一時期水道管の原料としても使われていました。「石綿セメント管」というものですが、これを通過した水道水の安全について、厚生労働省は、水道水中のアスベストの残存量は問題となるレベルにないとしています。「下段@及びA参照」
  ●石綿セメント管の布設状況   
   現在の石綿セメント管の布設状況については、総延長約4.8km(平成26年3月31日現在)存在しています。(昭和58年度以降は布設していません。)  
  ●石綿セメント管の更新   
 この石綿セメント管は、材質強度が劣ることから耐用年数が短く、他の管材料と比べて老朽化したときの強度が著しく低いため、漏水の大きな原因となっています。
 このため、漏水防止や災害対策の観点から、より強度の高い鋳鉄管等に順次更新し、安定給水に努めています。
●工事の施工方法(漏水修理工事を含む)
   工事における石綿粉じんの発生,飛散となるような石綿セメント管の切断は行わない。
 また,旧管(石綿セメント管)は,産業廃棄物として適正処理(撤去・運搬・処分)する。
■健康影響について(関係機関の見解)
@厚生労働省  平成4年(1992年)に改正した水道水質基準の検討時にアスベスト(石)の毒性を評価したが、アスベストは呼吸器からの吸入に比べ経口摂取に伴う毒性は極めて小さく、また、水道水中のアスベストの存在量は問題となるレベルにないことから水質基準の設定を行わないとしています。
(健康局水道課)
A世界保健機関  飲料水水質ガイドラインにおいて、飲料水中のアスベストについては、健康影響の観点からガイドライン値を定める必要はないと結論づけています。
(WHO)